8石トランジスタラジオキットの製作

私が最初に製作したのは、雑誌に掲載されたラジオの製作でした。
それは、「初歩のラジオ」でも「ラジオの製作」。
小学生向けの理科の雑誌に掲載されたものですた。
確か、ゲルマニュウムダイオード検波の1石トランジスタラジオだったと思います。
そのあと、4石ラジオや8石ラジオなどを製作したのでした。

さて、今回はそんな時代に戻って、8石ラジオのキットを組み立てることにしました。
キットそのものは既に廃盤となっていて、手に入れることも叶わないACE製のものです。
6石スーパーでは、混合と発振を同一のトランジスタで行うものですが、8石スーパーは別々に行う他励式のものが存在します。
同じ8石スーパーでも、高周波部分は6石と同じ構成で、低周波増幅部に2石を追加するものも存在します。
他励式の方が若干感度が良いようです。
今回のキットは、混合と発振を別々に行うものです。
入手は10年以上前で、店に残っていたものでしょう。
説明書も梱包も丁寧です。


部品は、このように台紙に付けられています。
これを取り、プリント基板に半田付けしていく作業になります。
トランジスタは、古いものなので、全てゲルマニュウムトランジスタのようです。


プリント基板は余裕があるように見えますが、部品を取り付けると、そこそこの実装密度になりました。

全ての部品を取り付け、調整に入ります。
この種のキットの多くは、ある程度の調整は終えてあります。
従って、微調整ということになります。

外観です。

もう1台、似たようなキットを入手していますので、オリジナル通り組み立ててみたいと思っています。
そして、そのあと、色々とアレンジしたものも作ろうと思っています。