電源

実験・チェック用の電源は、前回のモジュラーシンセサイザーのために製作した±15Vのものを流用しました。
しかし、電源電圧が異なります。
そこで三端子レギュレータを使用し、±12Vを生成する方法を取りました。

さて、筐体に使用するには、電源トランスやレギュレータが必要となります。
コスト的には、やはり電源トランスが占める割合が大きく、対費用だけでなく占有体積を圧迫します。
そこで今回は、リニア定電圧電源ではなく、スイッチング電源で組むことにしました。

スイッチング電源を使用するにあたり留意することは、やはりEMI対策です。
ACインレットにはフィルターを内蔵したものを使用し、電源回路そのものをケースに入れ、シールドを行います。
電源基板のFGはそのケースに落とし、ACインレットの取り付けに使用したアルミ板と接続しています。

電源スイッチは、当初、前回の自作シンセサイザーと同様に背面に取り付けようと考えていました。
しかし、熟考した結果、前面に取り付けることとしました。

現状では、スイッチング電源にしたからノイズに悩まされるということもなく、普通に使用できています。