Synthesizer

Digital Delayの製作

Phase Shifter の製作の後に製作したものです。 ディジタル式のディレイで、主要素子に三菱のM51095を使用しています。製作途中で致命的なエラーを起こしてしまいました。 きちんと採寸したつもりでしたが、M50195の寸法を間違ってしまいました。 よって、プ…

Fixed Filter Bank の製作

アナログ・シンセサイザー・ビルダーズ・サミットに参加した直後に製作したのが、このFixed Filter Bankです。 当初、グラフィック・イコライザ用ICを使って、同等のものができないか模索していました。 しかし、無理があるということから断念し、moogと同等…

Voltage Controlled Phase Shifter(その3)

トラブルシュート 何度も周波数レスポンスを測定しました。 その測定結果は芳しいものではありません。 そこで、退院後、すぐに着手したのが、「C/2」の件でした。 これは、山下氏より定数を求める式が違っているという旨の指摘が発端でした。 そこでR及び…

Voltage Controlled Phase Shifter の製作(その2)

APF の計算 APF の回路が決まりましたので、各定数を求めます。 ここで、参考にした書籍に誤りがあることに気付かずに計算を進めてしまいました。 これが後々、大きな迷路へと誘うことになります。 計算は、excel で行っています。 コアとなる回路が確定して…

Voltage Controlled Phase Shifter の製作(その1)

2016年11月19日に行われた第16回アナログシンセ・ビルダーズ・サミットへの参加前後、Voltage Controlled High Pass Filter、CV/GATE Buffer、Echo、Fixed Filter Bank を製作し、更に Phase Shifter を製作しました。 ここでは、実際の製作順ではありません…

Mixer と Sequencer

昨年のASBS 2015の頃に、ある方からシーケンサーの構想についてお話を頂きました。 大まかな回路図も描きましたが、これらは使えないことが分かり、再度検討を進めているところです。 進捗状況は、その制御の為のマイコンも購入してあるのですが、そこで一旦…

アナログシンセ・ビルダーズ・サミット2015

11月28日、アナログシンセ・ビルダーズ・サミット2015が開催されました。 皆さんの力作を拝見させていただき、ただただ驚くばかりです。 懐かしすぎる、クーガー・スカイセンサー・WaveKit。 今年は、山下春生さんの伝説のシンセも展示され、感動しまし…

VCFとVCAとADSR

VCO

VCOを製作しました。 パネルデザインは、画像の通りです。どこかで見たことがあるデザインかもしれません。 上部にはピッチ以外のCV、信号系出力を置きました。 他のモジュールとの兼ね合いから、シンクロ入出力と入れ替えた方が良かったかもしれません。 各…

CV Mixer

CV Mixerを製作しました。 CV用とは言っていますが、回路はAudio Signal用と変わりません。 使用したオペアンプも、Audio用として有名なものです。 パネルは直感的に分かるように、ラインを取り入れています。 出力は、反転出力(逆相)と非反転出力(同相)…

Voltage Processor

2号機では、制御系モジュールであるボルテージ・プロセッサを先に製作することにしました。 ±12Vから、三端子レギュレータを通して±10Vを生成し、VRで任意の電圧を出力できるようにするという単純なモジュールです。 パネルデザインは、画像のようにしました…

Noise Generator

再び、Noise Generatorを製作しました。 前回のモジュラーシンセサイザーでは、FMラジオを組み込みました。 今回は、前回の考察はさておき、トランジスターの逆さま使用、即ちブレイクダウン式のノイズ・ゼネレーターを製作しました。回路は、多くの雑誌やウ…

デモその2

自作シンセは、増殖しました。 結果的に、現在のところ、8VCOです。 まだ増殖予定で、シーケンサやフィルターバンク、リバーブなどが追加される予定です。 VCOはこれで終了の予定で、それを機に再度チェックを行いました。 かなりチューニングに狂いがありま…

シーケンサ

NAMM2015で、コルグから'ARP' ODYSSEYやMS-20Mなどと共に16ステップアナログシーケンサSQ-1が発表になりました。 早速購入しました。 外観は、画像のようになっています。 電源は電池またはUSBとなっていて、電源スイッチをオンにすると各ボタンが所定の点灯…

5基目のVCO

5基目のVCOを製作しました。 相変わらず、不連続リセット型です。 コンパレータにはLM311を使用しています。真ん中付近の黒い丸のものが封止したデュアルトランジスタと感温抵抗器です。パネルは、今関氏のものを僅かにアレンジしています。 実は、LEDの取…

4つめのケース出来

4つ目のケースが出来ました。 使用している電源トランスは、3つめのケースと同じく大阪のデジットで購入したものです。 例によって、synthesizers.comと互換性を持っています。 4つのケースを並べてみました。 画像からはあまり感じられませんが、実際には…

4th Case

4つ目のケースを作成しました。 現在、作業中です。 しかし、いざ、作業を進めようとしたところで、風邪でダウン。 一時は体温も38.9℃まで上がりインフルエンザも疑われたのですが、どうやら単なる風邪のようです。 というわけで、現在作業は中断中。 年末年…

3つめのケース

一旦ケースから出したモジュールですが、このまま年を越すのもどうかと思い、新しいケースを製作しました。 電源部を内蔵させていますが、例によって電源スイッチなどは背面に取り付けてあります。 LEDを配したモジュールも多くありますので、それらを見れば…

現在のモジュール数

現在、24モジュールを製作したところです。 並べてみると中々の迫力です。 昨日、4基目のVCOを製作しました。 アンチログの温度補償の様子です。 伝統的なデュアルトランジスタと温度補償用感温抵抗器の組み合わせです。 熱結合には、多くの場合、エポキシ系…

ADSR-EG

3基目のADSR型エンヴェロープジェネレータを製作しました。 第2期製作では、ADSRはこれ以上製作しません。 製作したものは、2基目と同じものです。 パネルデザインも同一です。 製作したエンヴェロープジェネレータを並べてみました。 これだけでも結構な…

第1期モジュール製作終了

既に、第2期に突入していますが、3基目のVCOの製作前で第1期モジュール製作が完了しています。 第2期は、ATT(×2)、Mixer(×2)、VCO(×5)、VCF(×1)、VCA(×1)、ADSR(×1)という具合に既存モジュールの追加を中心に考えています。 新規モジ…

EG(AR) + Auto Bender(Sweep Generator)

CV系の新規モジュールとしては最後になります。 あとは、既出モジュール(ADSR)を複数個作ってCV系モジュールとしても終了になります。このモジュールは、Attack と Release のEnvelope Generator と 言わばAttckのみのEGとも言えるSweep Generatorの複合型…

VCO

3基目のVCOです。 相変わらず配線は雑ですネ。 お恥ずかしい限りです。 今回のVCOはµA726を使ったもので、不連続リセット型です。 パネルデザインは、なるべくすっきりさせたかったので、このようになりました。 2基目のVCOと似たデザインでも良かったのです…

VCO

三基目のVCOの製作・・・ といっても、途中で投げ出していたものを復活させただけです。 思い込みというのは恐ろしいもので、しっかりと配線したと思い込んでいました。 しかし、レンジ切り替えを別のところに接続していました。 そのために周波数掃引できな…

VCO/VCA追加、Ring modulatorの変更

VCOとVCAを追加しました。 VCOは、パネルデザインを変更しています。 変更にあたり、今関氏の作例を参考にしました。 最初のものとどちらが良いかは、悩むところですが、やはり今関氏のものは洗練された感じがします。 VCOの各波形を撮ってみました。 いずれ…

S&H/LFO , Ring Modulator , Delay Trigger Unit

ノイズゼネレータをCVに使用するためのSample and Hold とそのクロックゼネレータを同居させました。 クロックゼネレータは矩形波が出力できれば機能的には十分ですが、LFOとしても使用できるように正弦波・矩形波・三角波を出力できるように拡張してありま…

Noise Generator and Low Frequency OSC

ノイズジェネレータについて、追加で考察しました。 ノイズレベルが若干低いように感じましたので、アンプ部を見直し40dB+40dBというゲイン配分にしました。 これは少々上げ過ぎで、アンプ部入力VRを絞る必要が出てきました。 実際には、Mixer や Attenuator…

ノイズジェネレータに関する若干の考察

ミュージック・シンセサイザにおけるノイズジェネレータは、音源波形としてだけではなく、サンプル&ホールドを経由しVCOを周波数変調させることによりランダムノートを発生させたり、VCFのカットオフフリケンシーを変調することによるグロウルを行ったりす…

ATTENUATOR

製作中のシステムには、制御電圧のためのアッテネータがついていません。 これはMOOGのデザインも踏襲しているためです。 そこで、簡単なアッテネータを製作しました。 回路は3系統あり、それぞれが独立しています。 ただ単に可変抵抗器を通すだけでも良いの…

4 in mixer

製作中のシンセは、モジュール毎のミキサーを持っていないため、4入力のミキサを製作しました。 CVのミックスも出来るよう、FET入力のオペアンプを使用し、ダイレクトカップルにしてあります。 但し、MOOG のCP-3A や Roland System 100m の132 mixer にある…